【産後の夫婦仲】良好な関係を維持するために意識した方がいいこと。

可愛い息子が産まれて幸せなのに、夫にイライラ…
家族の時間を楽しく過ごしたいのに、空気がギスギス……

「産後、夫婦仲が冷める」というようなことを耳にしますが、本当にくるとは。

我が家にそんな時期が訪れたのは産後1年が経過する前、10ヶ月〜11ヶ月頃。
実際はもっと前からイライラはありましたが、ピークは間違いなくその頃です。

我が家の場合は、産後、夫は育児休暇を取得して2週間家事を分担しながら一緒に過ごしました。
その後も買い物は夫に頼み、日中、私は家事・育児を一人でまわすことに。

初めての育児で負担やストレスはあったでしょうが、それでも夫婦仲がそこまで悪くなるなんて思ってもみませんでした。

口数が減っていたのですが、ある日、夫が爆発。
私はイライラしてる時は黙るタイプなので、淡々と返し、数回やりとりして沈黙。

……そんな夜もありました。
その夜は、夫の方から謝ってくれましたが、やはりすぐに空気が戻ることはなく…。

そんな空気の中、息子の育児をすることが嫌だったので、もっと夫とコミュニケーションをとろうと考え、まず挨拶などのちょっとした会話から意識して、1ヶ月くらいした頃には割と改善しました。

産後の夫婦関係に悩んでいる方の参考になればと思い、産後の夫婦関係の悪化(産後クライシス)について、原因と改善するための方法をまとめてみましたので、どうぞご覧ください。

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産後、夫婦関係が冷え込む『産後クライシス』って何?

『産後クライシス』とは、産後、夫婦関係が急激に冷え込む現象のことです。

夫婦の生活が子育て中心に変わることで、感情的・身体的な負担が大きくなり、特に産後1年から2年の間に起こりやすいらしいのです。

この頃の赤ちゃんは、はいはいやひとり歩きで移動できるように。
自我も芽生えて行動範囲もどんどん広くなります。

その分、いろいろなものに触ったり、のぼったりして、目をはなせなくなり、育児ストレスを感じやすくなる頃です。

産後クライシスの原因は、ストレスとコミュニケーション不足

産後クライシスの原因は、大きく2つ。
ストレスとコミュニケーション不足が原因です。

生活が激変する

赤ちゃんの誕生は人生最大の喜びですが、同時に生活が一変。
夜泣きや授乳、おむつ替えなど、赤ちゃん中心の生活に追われ、一人の時間や夫婦でゆっくりと過ごす時間がなくなります。

コミュニケーションが不足してしまう

子育てが始まると、夫婦間でのコミュニケーションが減少しがちです。

特に女性は、産後の身体的疲労やホルモンバランスの変化によって、精神的に不安定になることも。
一方で、お父さんも家庭での役割が増え、仕事と家庭のバランスを取ることに苦労することがあります。

互いの気持ちや状況を理解し合う余裕がなくなることで、すれ違いが生まれやすくなります。

パートナーへの不満を溜め込んでしまう

産後、母親は育児や家事の負担を感じることが多く、パートナーに対する不満が蓄積することがあります。

「もっと手伝ってほしい」「理解してくれない」という気持ちが強くなり、感謝の気持ちやコミュニケーションが不足すると、関係が冷え込む要因となります。

また、パートナー側も「どう手伝っていいかわからない」「仕事で疲れている」という理由から、距離ができることがあります。

産後クライシスを乗り越えるには、コミュニケーションが大切

産後クライシスは一時的なものであり、適切に対処すれば、夫婦関係を修復・改善することが可能です。

定期的に話し合いをする

まずは、互いの気持ちをしっかりと話し合うことが大切です。
日々の育児や家事、仕事に追われる中でも、パートナーと向き合う時間を意識的に作ることが重要です。
相手の気持ちを尊重し、感謝の言葉を掛け合うことで、少しずつ信頼関係を取り戻すことができます。

あまり時間がとれず、話し合いまでの時間が開いてしまうなら
ハグをするのもおすすめ。

我が家は「おとうさ〜ん」「おかあさ〜ん」とひっつくと
息子が間に入って髪の毛引っ張られます(笑)
めっちゃ痛いけど、かわいいです!

家事を分担する

産後、お母さんだけが育児や家事を抱え込むのではなく、夫婦で役割を分担することが大切です。

たとえば、夜泣きの対応を交代で行ったり、家事をシェアしたりすることで、お母さんの負担を軽減し、パートナーシップを強化することができます。
家族としてのチームワークを意識して、協力し合う姿勢が重要です。

時には一時保育を利用したり、両親に預かってもらって夫婦でリフレッシュするのもいいでしょう。
また、ベビー用品などを使用することでストレスを減らせることもありますよ。

私がイライラしていた時期は、息子のお世話はすべて私がしていました。
夫が体調不良で仕方ない時期もありましたが、もう少しコミュニーケーションがとれていれば、また違ったのかもしれません。

自分時間を確保する

育児は24時間体制での仕事ですが、両親ともにリフレッシュする時間を確保することも必要です。

お母さんたちが少しでも一人の時間を持てるように、パートナーがサポートしたり、逆にお父さんたちが趣味やリラックスの時間を持てるよう配慮することが、心身の健康を保つ鍵となります。

息子がはいはいするようになってからは、後追いがすごかったです。
可愛い反面、家事が進まなかったり、他の部屋に移動するとすぐ泣いてたのでストレスでもありました。

休みの日に夫が「一人ででかけてくる?」と言ってくれてたのが、嬉しかったです。

実際に月に1回は一人で買い物に行ってましたが、いい息抜きになりました。
買い物と言っても、食材の買い出しや息子の服、生活雑貨を見たりするだけで、特別なことはしませんでした。

特に贅沢なことをしなくても、美容室に行ったり、自分のペースでゆっくり過ごすだけでも気分転換になると思います。
……でもたまには自分へのご褒美に贅沢もしちゃいましょうね。

家族時間も大切ですが、自分とパートナーの一人時間もつくれるように、話し合って決めるといいでしょう。

専門家など第三者に相談する

夫婦だけで解決が難しい場合は、カウンセラーや専門の相談窓口を利用することも考えましょう。
第三者の視点を借りることで、新たな解決策が見つかることもあります。

産後クライシスは多くの夫婦が経験する課題なので、無理をせずに専門家の助けを借りることは恥ずかしいことではありません。

我が家は専門家に頼ることはありませんでしたが、自分たちだけでは解決が難しいなら専門家の力を借りると解決しやすいかもしれませんね。

専門家でなくても第三者に相談するのもいいでしょう。
他人が間に入ることで冷静になれそうですね。

ストレスを溜めないように、便利なベビー用品やサービスを使おう!

夫婦のコミュニケーション以外にもストレスを溜め込まないようにするのも大切。
家事や育児の負担を軽減してくれるものやサービスを利用するのも手です。

離乳食

生後半年ごろから大半の方が始める離乳食は、1歳前後からはつかみ食べやスプーン・フォークの練習を始めていることでしょう。
静かに食べてくれる子もいれば、テーブルや床、服にべったりと離乳食をこぼしたり、お皿をひっくり返したり…といったことが日常茶飯事の子もいるかもしれません。

自由に食べてほしい気持ちもあるのに、あまりにもあそび食べがひどいと
汚れもひどくて、つい手が出ちゃいます……

おむつ替え

動くようになってくるとおむつ替えも一苦労。
黙って替えさせてくれないので追いかけまわして、やっと替えられると思ったら座り込んで替えられない、なんてことないですか?

それなら寝かせて替えよう、と思っても寝返り…。

うちの息子もそんな感じで…辛い。

お部屋の危険対策

引き出しやワゴンの中のものを取り出したり、コンセントを抜き差ししたり、椅子の上にのぼってみたり…。
高いところに置いていたつもりが、身長も伸びていつの間にか取られていたりすることも。

炊事

あと追いがひどいとなかなか家事に集中できないですよね。
時間をずらすのも手ですが、それでもうまくいかないこともあります。

たまには外食・テイクアウトや冷凍お弁当などはどうでしょうか?

我が家なら大丈夫…とは限らない

「夫婦喧嘩なんて全然しないし、我が家なら大丈夫!」ということはありません。
我が家がそうだったからです。

私自身、専業主婦になってしまい「働いてくれている夫にできるだけ負担がないように」と考えていましたが、いつの間にかイライラするようになり、それも頭から消えていました。

それはきっと金銭面での不安や夫がヘルニアで腰を痛めたり、職場の人間関係のストレスで不眠症になったりして、全ての家事・育児をやることになったことが大きな原因だったのでしょう。

一方で、夫も仕事に加えて育児の負担、体調不良、それに伴って増える私の負担に私に対して申し訳ない気持ちや好きなことができないストレスがあったのだと、今は思っています。

夫婦仲良く、ストレスを溜めないために意識すること5つ

産後クライシスを乗り越えるために必要なのは、コミュニケーション
そして、ストレスを溜めないことです。

そのためには、以下の項目を意識するといいでしょう。

  • 感謝の気持ちを忘れない
  • 感謝の気持ちを言葉と行動で伝えること
  • パートナーに自分の気持ちを伝えること
  • 必要に応じて育児や家事を楽にする道具やサービスを利用する
  • 周りに相談する

以上の5つです。

完璧な育児なんて存在しません。
しかし、家族や周りにいる人たちが仲良く暮らしている環境は、子どもたちにとって素晴らしい環境だと思いますよ。



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