結婚から3年ではじめての妊娠。
喜んだのも束の間、胎芽を確認することができずに腹痛があり流産。
流産から3ヶ月後には子宮筋腫の手術を行いお薬を飲んで半年間、傷の回復を待ちました。
こちらの話は入院前や入院中のメモをベースにして思い出しながら書きました。
流産・手術前・手術後に分けて備忘録として残しています。
自分の思うままに執筆してしまい読みづらい文章となっておりますが、ご了承くださいませ。
当時私は検索魔でして、同じような経験をされた方の情報を集めておりました。
だからこそこちらを公開させて頂きます。
今、私と同じような境遇をされた方はきっと私と同じように検索魔になっている方も多いと思いますので読んでいただけると嬉しいです。
術後1日目(入院3日目)
昨日手術をし、術後、徐々に熱が出て夜中は汗びっしょりに。
寝ては起きてを繰り返し、しっかりと寝ることはできなかったけれど案外すっきりした気分でした。
朝、時間になると看護師さんが右手の血圧計と心電図の機械を外し、抗生剤を入れてくれました。
昨日は丸一日絶食でしたが今日のお昼からご飯食べられます。
絶食したからか空腹感はなかったけれど、初日のご飯が美味しかったからちょっぴり楽しみでした。
そして、昼食。
看護師さんが来てくれて、寝たきりだった私が起き上がるのを手伝ってくれました。
が、起きた瞬間にめまいと耳鳴り。そしてドバッと冷や汗が。
手術をして切ったお腹も勿論、痛い。
熱はあっても案外元気だったので私も人間なんだなーと思いました。当たり前ですが。
30分経ったらまたもう一度状態を起こしてみようと看護師さんに言われ、今度はベッドを起こして無事に起き上がりました。
今日のご飯は小さめのおにぎり2つとナポリタン。
炭水化物が多いし、これが1日目の食事の量と思うとボリューミーすぎる!と心の中でツッコミながら完食。
ちょっと頑張って食べたのでお腹苦しかったです。
起き上がることができたので午後からは持ってきた本を読んで過ごしました。
術後2日目・入院4日目
この日の朝、昨日の夜よりもお腹の傷が痛くなりました。
お腹の表面の切り傷と子宮を切った痛みのどちらもです。
肋骨あたりの膨満感が出てきて、苦しいような感じもありました。
……なんか気持ち悪い。
だけどこの日の午前中に、尿の管と背中のドレーンが外されました。
解放!
寝てる時、背中の管が邪魔すぎて背中も腰もお尻も痛かったのでかなり嬉しかったです。
尿の管も最初は麻酔のせいか気にならなかったけど、途中違和感だったりちくちくするような気がしてちょっと気になっていたので助かった〜、と思いました。
先に看護師さんに尿の管を、その後先生に背中のドレーンをとってもらい、さらに点滴もお昼すぎくらいにとってもらい、からだが自由になりました。
それにしてもあんなにがんじがらめな状態になったのは初めての経験です。
動けないのが辛いということを初めて私は知りました。
術後3日目・入院5日目
肋が痛い。昨日よりは全然マシだったけれど。
昨日のお腹の膨満感は肋らへんの筋肉痛のような痛みに変わりました。
手術の際にガスを入れてお腹を膨らませるそうなのでその影響だと思われます。
今日は午前中に診察もあり、手術の結果内容も教えてもらいました。
6センチの筋腫の除去(妊娠中より小さくなった)をし、出血はあまりなかったとのこと。
そして私の思っていた通り、内膜症も併発していたこと。
それと以前の検査の時にポリープがあるかもしれないと言われていたのですが、これは今のところまだ不明なので筋腫と一緒に検査に出すということで、「恐らく生理か流産の時の内容物が筋腫に引っかかってそのまま組織化したものではないか」と言われました。
取り敢えず手術も終わり、自由を手に入れ、ひと段落。
筋腫が悪性なのか良性なのかと、ポリープもどきの検査結果を待ちます。
因みに、子宮筋腫は良性の方が多いと知っていたので心配は全くなく、私はあっけらかんとしていました。
痛かった傷も夕方には歩く時の痛みがかなり落ち着いてきました。
病院から入院費の請求書を貰ったので1階まで歩いて支払いにいきました。
高度医療費制度バンザイ。
退院前日、そして退院
退院前日。
この日、私はとても帰りたくて仕方ありませんでした。
実は先生に退院いつにする〜?って二日前くらいに言われたけど、退院日に合わせて夫が休みをとってくれてたのです。
…知っていれば早く退院したかったのに。
流石に一人で帰るのは辛いし、夫の帰宅は18時。
ということで諦めて本を読むことにしました。
…実は4冊も持ってきていた本はこの午前中までに読破してしまいました。
本を読み終えてしまったので午後からは音楽を聴きながら、帰る準備。
読み終えた本は帰ったらメルカリに出そうとか考えながら……
次の日、夫が迎えにきてくれて私は退院しました。
痛いお腹を抑えながらゆっくりとよちよち歩きで帰りました。
入院生活を振り返ってみると、私はずっとベッドの上でした。
談話室みたいな所行かなかったし、テレビもいつも観ないので音楽聴くか読書かiPhoneを触るか。
でも術後は本当に目が疲れやすいのであまり目は使わない方がいいと思います。
私も術後すぐは特に見ないようにしていました。
あと、私情だけれど食事が濃いものと薄いものと用意されて味付けもとても良かったので、また入院するならこの病院がいいと感じました。
退院後
自分の体に穴を開けるって誰だって嫌だと思います。
だけど、早く子どもが欲しかったので私は手術を選びました。
いつ妊娠できるかわからない上に妊娠しても流産しないか不安な時間を過ごすのも嫌だし、授かっても体力のない状態で子育てをしていく自信もありませんでした。
ただ、手術をすると出産時には帝王切開になると医師から言われていました。
最初は子どもが産めるならばと思っていました。
しかし手術を決めた後にもう自然分娩で産めないことを考えると悲しくてまた泣いたこともありました。
自然分娩でも帝王切開でもどちらも素晴らしいお産です。
決して帝王切開が悪いと思っているわけではないのですが、妊娠がわかった時に出産について調べて想像してしまったからかもしれません。
自然分娩を経験してみたいという気持ちが強くなってしまいました。
けれど、手術が終わると半年経てば妊活できるということで気持ち的にはとても楽になりました。
術後はホルモン抑制の薬を服用してだるさを感じることもありますが、心は以前より前を向いて過ごせています。
私はこのような選択をしましたが、考え方は人それぞれだと思います。
よく考えて、だけどできるだけ前を向いて自分によって良い人生を歩いて生きてほしいです。