お肌の乾燥が気になる季節となってきました。
寒くなってくると空気が乾燥してきて肌がカピカピに固くなり、お化粧のノリも悪くなって困りますよね。
お肌が乾燥している状態というのは肌が固くなり、化粧水などの浸透率も悪くなっている状態なので普段と同じスキンケアを続けていてもなかなか改善しないでしょう。
- 乾燥・寒さで顔がカピカピして痛いような気がする
- 化粧ノリが悪い
- 皮脂が出る(実はお肌の中が乾燥しているインナードライ)
- 肌が固く弾力が少ない
- 小皺が目立つようになった
- 顔がくすんでいる
- 肌がざらざらしている
- ほっぺたがひんやりしていない
以上の項目は私が肌の乾燥を感じる時のサインです。
そんな中でも瑞々しいお肌を取り戻す為に保湿に効果的と言われる保湿方法をまとめてみましたので是非お試しください。
但し「必ずしもお肌の改善につながる」とは限りません。
個人差がありますので自分のお肌の様子をみながら1つでもあなたに合う保湿方法が見つかれば幸いです。
因みに私も1年通して乾燥肌でした。
今回は私がドラッグストアで働きながら学んだことや私が実際に行ってきた内容をもとにお伝えしていきます。
保湿すればいいってものではない
スキンケアの基本として『洗顔+保湿+UVケア』があります。
保湿だけ頑張れば改善される…というわけではありません。
洗顔をしないと肌に汚れや汗、皮脂が肌に付着した状態が続き、お肌がアルカリ性に傾いていきます。
肌は弱酸性の状態が最もお肌のトラブルが起こりにくいので洗顔で汚れを落とし、肌状態を弱酸性に近づけてあげることが重要だと私は考えています。
優しく洗顔をして肌を清潔な状態に
強く擦ると炎症が起きて肌トラブルが起こりやすくなります。
また長時間の洗顔も負担がかかるのでしっかりと泡立てて短時間で優しく洗います。
泡で洗い、肌を手で触らないようにするといいです。
洗顔料を流す回数は30回以上と言われてます。
多くてびっくりしますが、続けているうちにお肌がかわってきますよ。
寝具を洗って衛生的に
寝具を洗っていないと睡眠時の皮脂や汗、部屋の埃などで肌がアルカリ性になってしまう可能性があります。
またうつ伏せや横寝でシーツや枕に顔があたって擦れるとニキビなどのトラブルになりますので注意が必要です。
日焼け止めは1年中
紫外線を浴びるとそれだけで肌はダメージを受け、乾燥しやすくなります。
紫外線は1年中降り注いでいるので毎日日焼け止めを塗ることをおすすめします。
特に春・夏・秋は紫外線が強いので注意が必要です。
曇りだと油断していると日焼けやシミができてしまいますよ。
ただし、日焼け止めには調合のためにアルコールが使われているものもあり、日焼け止め自体も乾燥しやすいものがあります。
お肌の弱い方や肌に優しいものをお探しの方は成分に注意。
自分にあうものを探しましょう。
保湿アイテムと基本的な順番
保湿の基本アイテムは大きく分けると化粧水・乳液・クリーム(ジェル含む)・美容液・オイルの5つです。基本的な順番としてはサラサラしたものから最後にこってりとしたクリームを塗ります。しかしメーカーが推奨する順番がある場合はそれに従って使っていただくのが効果的です。
基本のスキンケアは化粧水+乳液+クリームです。
美容液やオイルは補助で使うという方もいるでしょうし、商品によってはオールインワンを謳っているものがありその手軽さからオールインワンだけ使っているという方もいるでしょう。
しかし乾燥がひどい時期には重ね付けや複数のアイテムを使用することをおすすめします。
できる限り時短をしたいという方も多いとは思いますがメイクをする時と同様、アイテムを使用した後は少し時間を置いて肌に馴染んできてから次のアイテムを使うようにしましょう。
おすすめの保湿方法
1:超基本!化粧水+乳液+クリームでお肌に蓋を!
まず、先ほども説明した通り、
スキンケアの基本は化粧水+乳液+クリームの3点です。
この3つはそれぞれ水分と油分の配合率が違います。水分なら化粧水→乳液→クリームの順で油分であればその逆のクリーム→乳液→化粧水の順で多く配合されています。
そのため固く乾燥した肌を化粧水で柔らかくし水分を補充、そこへ水分と油分のバランスを整える乳液、油分の膜で肌を守るクリームで蓋をすると良いと言われています。
乾燥は水分が少なくなった状態ではありますが、化粧水だけではすぐに蒸発してしまいます。
一年通して3点セットを使って頂きたいところですが、特に秋から春までは乾燥しやすくトラブルが出やすいです。ベタベタするのが気になる方も多いでしょうが、油分の多く含まれるクリームまで使うことをおすすめします。
2:ひたすらコットンで優しく保湿!
次におすすめをするのがコットンを使った保湿方法です。
コットンに化粧水をたっぷり含ませてタッピングを行います。できるだけ長い時間をかけて優しくタッピングを行ってください。コットンの水分がなくなったらまた化粧水をふりかけましょう。テレビを観ながらでもできるので簡単です。
一遍に終わらせるのではなく、少しずつ肌に水分を含ませるようにすると良いでしょう。
目安は肌がひんやりと冷たくなるまで。固くなった肌ではなかなか浸透せずひんやりと肌が冷たくなるには時間がかかりますが、続けている内に肌が冷えるのが早くなってきます。頬っぺたに優しく手のひらを置いて放した時にシュワッといい音がするほど保湿はバッチリなのだそう!
タッピングが終わったら必ず乳液、クリームをぬって締めましょう。
実はこれはプロのメイクさんに「安い化粧水でもいいからやってね」と教えていただきました!
この方法を続けると市販のプチプラの化粧水であれば、1ヶ月以内に使い切ってしまうでしょう。私の場合はおよそ2週間ほどで使い切ってしまいました。
しかし知っていたでしょうか?
市販の化粧水というのは1ヶ月ほどで使い切るのが目安です。保湿力の高い商品によっては2ヶ月分、3ヶ月分など記載のあるものもありますが、肌悩みは一人一人違いますし環境・季節によってお肌は変化します。お肌の変化によって量を変えたりしてスキンケアをこまめに見直しましょう。
注意点:肌をこすらない。強く叩かない。
吹出物や炎症など肌トラブルがある方・肌が弱い方は刺激が少ない素手がおすすめ。
面倒だと感じたり、擦れるのが気になる方は保湿に特化したパックマスクもおすすめです。潤いがなくなると逆にお肌が乾燥する可能性もあるので、パックマスクが乾く前に外しましょう。
保湿方法3:必要に応じて保湿美容液を利用!
美容液の利用に関しては少しお値段がかかってしまうかもしれませんが、美容液は美容成分が多く会合されていたり特定の肌悩みに働きかけてくれるスキンケア商品です。
悩みに対しての成分が多く配合されてるので、早く効果を感じられることも。
乾燥肌であればコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド、美肌菌を増やしたり肌の菌バランスを整えるもの、pHバランスを弱酸性に保ってくれるスキンケアがおすすめです。
弱酸性の状態の肌は肌トラブルが起こりにくいと言われていますので、洗顔やボディーソープも弱酸性のものを選ぶと良いでしょう。
因みにプチプラ商品でもいいのですが、より早く改善したいという方は価格高めの商品の方が成分的にもやはり優秀だと思います。
肌質との相性もあり絶対とは言えませんが、自分にあうものをみつけられるとスキンケアが楽になります。
保湿方法4:24時間、乾燥する隙を与えない!
これも商品によってはお値段が上がってしまうかもしれませんが私自身これが一番効果があり、いつ触ってもお肌がさらさらでふんわりひやっとした状態で、人生で一番お肌の状態が良かったと言えます。
以前、ロート製薬さんから出ている乾燥肌向けのブランドのスキンケア用品を揃えて使っていたことがあります。
スキンケア用品と保湿力高めの日焼け止め・下地・ファンデーションで、私には見違えるほどの効果がありました。
スキンケアで保湿をしてもどうしてもメイクの時の乾燥があったのですが、仕事中も乾燥しやすい冬なのにお肌がひんやり潤ったまま、快適に過ごすことができました。
日中、メイクをしたまま過ごす時間は長いものです。その間も乾燥しないよう工夫をしましょう。
保湿力の高いアイテムを使用したり水分をしっかり摂りましょう!
保湿方法5:まさかの順番!乳液→化粧水で保湿!
これは人から聞いて試したことなのですが、乳液をつけてからその後に化粧水をつけます。
基本のスキンケアと逆の順番にはなりますが、私はなかなか良かったと思っています。
ただ、この順番で使うと肌がベタベタになりますので苦手な方はご注意ください。
しっとりタイプだとかなりベタつくと思います。
勿論、導入化粧水などの最初に使うことで効果が得られるものであればそのまま最初に使うことをお勧めしますが、通常の化粧水でいつもと同じスキンケアなのに乾燥が気になってしまう方は一度試してみても良いかもしれませんね。
保湿方法6:シートマスクで楽チン保湿
やっぱりシートマスクはお肌は潤うし、楽だから使っている方も多いのではないでしょうか?
注意して欲しいのは、シートマスクを長時間つけていると逆に乾燥してしまうことです。
各シートマスクで推奨されている時間を目安にしてください。
もし、シートに水分がたっぷり残っているなら優しくタッピングしてもいいでしょう。
毎日のスキンケアを丁寧に
お肌は毎日の積み重ね。
常に紫外線・乾燥・汗や皮脂などの影響を受けています。
乾燥した肌は、肌トラブルが起こりやすくなります。
忙しい毎日の中でも自分のお肌の調子を敏感に察知し、自分自身を労ってあげることこそ大切です。
もし「スキンケアの時間をしっかりとれない」というのであれば、絶対ではありませんが、やっぱりいいお値段のものの方が成分的にもいいものが使われていたりして効果を感じやすいと思います。
途中でも言いましたが、乾燥するのであればコラーゲン・ヒアルロン酸・セラミド・美肌菌を増やしたり、pHバランスを弱酸性に保ってくれる成分などがおすすめです。
細かい成分まで勉強するのは大変ですが、少しだけ目を向けてみると早く肌改善につながるかもしれません。